耳を千切れば

散文を羅列して置きます。

君のいる宇宙を指差して

落ちてきそうにもない星空の


一つの星に指を差す。


向こうの星にも自分と同じく


自分を指差す奴がいる。



僕は夜中にただ一人、お前に人差し指向けて


お前の星では今、夜か?隣に誰もいないだろうな?



お前の横にいるだろう、お前の幼馴染を指差して


「好きです。」なんて言ってみて、一人頬を赤らめる。



何してんだろ、ちっぽけな僕


そっちの星は楽しいか?



妄想の向こうの星にいる


お前の幼馴染に思いをよせて


その娘の笑顔を糧にして


僕は寂しく泣いた夜