耳を千切れば

散文を羅列して置きます。

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

一文殺(其の弐)

好きなあの娘から不幸の手紙 (だけど捨てられません、引き出しの奥に大事にしまってあります。)

一文殺(其の壱)

仙人はリンスを使ってはならない (トリートメントなんて許さないっ)

本棚にびっしり片思い

びっしり詰まった図書館の本棚越しに 僕は毎日君の背中をみてるんだ 君の事なら僕に聞け、僕なら何でも知ってるよ 科学と芸術の本の隙間から 僕は君の裏面をいつも見ている。 知ってるよ、君が月経や妊娠の本、探してるって事も。 あの本と本の隙間だけが僕…

まさかドッペルゲンガー!!

僕が夢見たあの夜に 君はいないって言うのかい!? じゃあさ、僕はあの夜に誰に恋したって言うんだい?? そうか!アレは、ドッペルゲンガー!! まさか、君の??ドッペルゲンガー!! 僕が恋したあの君に 僕はアレから微熱です そう、僕はあの夜に君じゃな…

六本指の手袋のあの娘

六本指の手袋のあの娘 小指の隣のあの指で あの娘が地面に書いた落書きは ちょっぴりヘタクソ子犬の絵 その夜、僕は その絵にそっくりの犬が 月夜の公園で すべり台を滑ってるのを見たんだ。