耳を千切れば

散文を羅列して置きます。

本棚にびっしり片思い

びっしり詰まった図書館の本棚越しに


僕は毎日君の背中をみてるんだ


君の事なら僕に聞け、僕なら何でも知ってるよ


科学と芸術の本の隙間から


僕は君の裏面をいつも見ている。



知ってるよ、君が月経や妊娠の本、探してるって事も。



あの本と本の隙間だけが僕を誘う天国への窓



一度でいいから、本棚越しでいいから


僕は君と向き合っていたい、


君の表側を見ていたい。



でもでも、


君が僕らの間にあるアノ本を取ろうと手を伸ばした時に


僕は君の右手を掴んでしまうかも知れない…。


図書館の不気味な静けさが僕らを待ってるみたいだ!!



本当は本当は


僕は欲しいんだ


君の右手を僕は欲しいんだ


「貴方の右手を僕に下さい。」


それだけでいい。


恋は天国で語ろうよ!