耳を千切れば

散文を羅列して置きます。

蒸発しちまれっ、この水分野郎っ!

あたしの彼は物理的ダメージは負わない

多分魔法攻撃なら効くんだろうけど、
あたしは魔法は使えない。

だから、あたしは言ってやるんだ、
キツイ一言ぶつけてやるんだ、
あの水分野郎の精神に
大ダメージを負わせやるんだ


蒸発しちまれ
この水分野郎っ!



あたしの彼は渓流の様に、いつも他人に流される

あんな特殊な肉体なのに

今、友達とキャンプファイヤーをしているなんて

命懸けで遊ばないでよっ、花火の消火に使われるだけなんだからっ。

いつもあたしを心配させる
だいっ嫌いだよ、水分野郎!
だからあたしは言ってやるんだ


蒸発しちまれ
この水分野郎っ!


あたしが涙を流していると
キミには笑っていて欲しいなんて言って、
あたしの涙を拭ってくれるんだけど、

逆に顔がびちゃびちゃになるのよっ
触らないでよっ水分野郎


蒸発しちまれ
この水分野郎っ!