耳を千切れば

散文を羅列して置きます。

当たって砕けた私の想いとアナタの頭部

アナタへの思い

アナタへの想いを込めて

丸く黒く重い

玉に想いを込めて

ボーリング大の玉に込めて

アナタに投げつけてやりたい

丸く黒く重い

超重量でさらに棘の付いた

棘が五千本くらい付いた

冗談のような玉をアナタに

アナタに本気で投げる

今その準備をしている

昔取った杵柄じゃないが

ボーリングのアベレージ250

そんな僕の想い込めた

棘が一万本のボーリングの玉を

アナタにアナタに投げたい

バイク便で運ぼう

アナタがいるすぐそこまで

釘バットは置いて行こう

あの重いプレゼントで十分だ

時刻は丁度十二時

夢見心地のアナタの頭部へ

丸く黒く重い

超重量でさらに棘の付いた

棘が二万本くらい付いた

冗談のような玉をアナタに

アナタに本気で投げつけた

アナタの頭部の崩壊

私の重い想いの解放

全てアナタにぶつけた

当たって砕けたアナタの頭の中から

流れ流れた果汁

アナタにアナタに

届けたかった私の想いと

共に、流れ出てきた

アナタの想い

散らばる三万本の棘と共に