耳を千切れば

散文を羅列して置きます。

少女地獄

目移りする様な色んな少女

恋に色を塗るならば
極彩色の恋ばかりだった


パンツはいつもびしょ濡れで
それが彼女の感情表現
失禁少女は小さく可憐だった

ブルドーザーで登校し
不良も恐れる学級委員
ブルドーザー少女は巨大で繊細だった

強靭な肩を持ち、
レーザービームのような返球で
ホームを刺すレフトの少女、感動を有難う

半田ごてを自在に操り
自宅溶接した
お弁当箱を持ち歩く半田ごて少女、
君の心はつなぎ止められないの?

シャーペンを分解し
中のバネを強化して
凄い速さで芯を出せるっ!!
と自慢するシャーペン少女、
僕は君を分解したい


少女達に想いを馳せて
僕はページをめくってく…