耳を千切れば

散文を羅列して置きます。

初めての口づけ

軽く威張ったガキ大将の

きつく閉まった唇を

遂に遂に開けたのは

同級生のみよちゃんの

唇だった


その小ぶりで柔らかそうな

唇にガキ大将のさとちゃんも

頬を赤らめ、「ふぅ」って吐息を吐いた


初めての口づけに

ガキ大将もイチコロでした

初めての口づけは

どんな味でした?

敗北の味でした?

  
   (続く)