耳を千切れば

散文を羅列して置きます。

阿弥陀籤から毀れた

夏の宴で繰り広げられる

演者よりもギャラリー寄りの

恋愛、変愛、奇妙な愛の

行方は無理矢理、直進方向

期待通りの結末に

驚く二人、演者の二人

なんか周りに乗せられて

なんて言ってはみたものの

なにやら裏で牛耳ってたのは

なんせ演者の片割れで

仕組まれたのだが幸福な

夜明けを迎えて増幅な

恋の明け方、夏の日の

汗が額を伝うのは

笑顔こぼれた時にだけ

阿弥陀籤より導かれたのか?

阿弥陀籤より仕組まれてたのか?

籤を拡げてみた結果

祝福の鐘が傾いた

上から下へ

下から上へ

夏の日の宴

一夜で成就