耳を千切れば

散文を羅列して置きます。

こじんまりとじんましん

こじんまりと埋蔵金を発掘しても

君にしたら緑扉の押入れの中で朽ちる

昔の君のランドセルの如き白昼夢

こじんまりした僕の為す事、晒す日々に

君は眼を瞑る事無く無視をしてしまう

こじんまり閉じた僕の円らな瞳から流れた

数滴涙はポチョーンと暗闇に滲んだ

可哀想、僕。ねぇ、可哀想よ?

まだ、無関心なの、君は?

そろそろギニョール劇は終局を迎えて良いでしょうか?

こじんまりと始まった僕の人生劇場は

君にしたら緑扉の押入れの中で朽ちる

昔の君のランドセルの如き白昼夢

こじんまりとした劇場のこじんまりとした出口から

君は白昼の光かき分けて

出て行った。

 待って・・・